失恋した時に観る1本は、これ!
このレビューにはネタバレが含まれています
2020年8月27日 00時04分
役立ち度:0人
総合評価:
5.0
一途な自由人、ディーン(演:ライアンゴズリング)と家族想いな医大生、シンディ(演:ミッシェル・ウィリアムズ)2人の「出会いから結婚まで」と「結婚から離婚まで」の姿を何ともリアルに表現されていて、初めて観た時は【衝撃】の一言でした。
若い恋人たちが結婚へと踏み出す力強い姿と、夫婦が離婚へと落ちていく暴力的な姿が比較されながら物語は進みますが、ところどころ「恋愛の最初ってこんな感じだよね!」とか「冷めてきたらこんな空気感になるよね、、。」と共感できる部分もあり、自分自身の環境や気分によって新しい見方を発見できたり、感じ方が変わったりする深みのある1本です。
ちなみに、私は失恋する度にこの1本を見て恋愛への甘い幻想を打ち消しています。(笑)
ラストの打ち上げ花火のワンシーンがまた、良い!
恋愛特有の儚さと美しさ、痛さと悲しさを子供の声と共に映る花火のワンシーンで全て物語っています。
余談ですが、ディーン役のライアンゴズリングの役者魂にこの映画を観て感服しました。
結婚後のしがない中年旦那を演じる為に自分で髪の毛を抜き、体重を増やしたと言うのは有名なお話ですが、劇中の若い頃のライアンと中年のライアンの違いも必見です!