実質的には4作目です
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2021年9月4日 12時47分
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総合評価:
3.0
呪怨映画版の2作目。このシリーズは元々Vシネマがスタートだったので、実質的には4作目です。
大ヒット作の続編物はだんだんとつまらなくなってくるものですが、このあたりまではギリギリ面白いラインかと思います。
主軸となる人物は、ホラー系を得意とする女優・京子。
彼女の他、呪いに触れた人物の群像劇です。
これまでと同様、オムニバス形式。
面白いのが、時系列を入れ替えているところです。
TV局スタッフとその恋人とのやりとりなどは、後半に台詞が少し出てきたりして「ここに繋がるのか」と関心しました。
このふたりの電話での会話は覚えておくといいですよ。
そして呪怨と言えば、なんといっても伽椰子。
後のシリーズではでてこなかったりしますが、本作ではしっかり出てきます。
あの不気味な動きがあってこその呪怨ですね。
物語はそれから数年後を少し描いて終わります。
ちょっとだけ気になるのは「あの大惨事」は結局どうなったの、という点。
かなりな大騒ぎになるように思うんですけれどね。
そこはあえてのカットなのかもしれません。
全体的に漂う不穏な空気がいいい感じでした。