本当にあった素敵なお話
このレビューにはネタバレが含まれています
2020年9月14日 11時28分
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総合評価:
4.0
「事実は小説より奇なり」と思わされる実話もの。本作も然り、こんな出会いがあって、こんな家族がいて、こんな絆があるんだと、驚かされました。
身寄りのなりマイケルを裕福な家庭に招き入れるリー・アンを演じたサンドラ・ブロックが、とても魅力的でした。
強くて熱い男前な母リー・アンは、サンドラのイメージにピッタリ。家族のためならわき目も振らず、金に糸目もつけないような潔さが、スカっとするほどカッコいい。
人種差別や貧困といった重いテーマがありますが、サンドラの持つ雰囲気と演技で、重くなりすぎず、実話ものでありながらメリハリのある物語になっていると思います。
アカデミー主演女優賞を受賞するのも納得の演技です。
S・Jを演じた子役の男の子がとても愛らしく、マイケルとのやり取りもコミカルで心温まります。
パパはよき理解者だし、子供たちはリー・アンの感性を受け継いでいて、素晴らしい家族でした。
お姉ちゃん役のリリー・コリンズも可愛い。