新聞社の世界を堪能できます
2021年8月3日 17時13分
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総合評価:
3.0
日本航空123便墜落事故を題材とした、新聞記者・悠木を中心とした取材の様子を、その職業を良く知らない私でも臨場感をもって観ていけました。
その前代未聞の大型機の事故の内容が明らかになって来ると、その取材合戦も激しくなり、現場に向かう救助隊や取材陣などの大変さも強く伝わってきて、食い入って観てしまいました。
また、新聞社内での悠木と他の人間との意見の食い違いなど、激しいやりとりも見ものでした。
その新聞社の社長役の山崎努さんのいい意味でのいやらしい演技も、その存在感と悠木の困難さがよく出ていて印象に残っています。
事故原因の調査取材に当たる地域報道班の玉置役を尾野真千子さんも好演していて、新しい情報を求めていく強い気持ちが表れていてその情熱がカッコ良かったです。
その事故原因の情報に対して、100%とは言い切れない事にためらい、それまでの強気の様子が一転して守りに変化していく所は、色々と考えさせられてしまいました。