TVドラマの後日譚です
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年5月27日 12時37分
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総合評価:
4.0
TVドラマの「放送禁止」シリーズの映画版です。
このシリーズは非常に好きで、興味深く観ていました。
ドキュメンタリー的に仕上げていますが、モキュメンタリーです。
本作はTVドラマの「ある呪われた大家族」が下地。
しかし、それを観ていなくても理解できるようになっています。
とある一軒家にひしめくように暮らす大家族ですが、本作の父親は子どもたちとは血縁関係がありません。
父親に暴力を振るう子もいるほどですが、実はこれには理由があるのです。
その理由、子どもたちと母親の行動の意味を解いていくのが本作品の意図するところ。
作中には至るところにヒントが隠されてるので画面をよく観ておくのが重要です。
映画版ということもあってか、TVドラマより分かりやすいかと思います。
物語はある外国人ジャーナリストが取材するという形で進みます。
彼女に随行するカメラマンが捉えた映像から物語を紐解いてみてください。
すると本作のタイトル、そして彼女が最後に言った台詞の意味がわかるかと思います。