「二回目でやっと泣けた！！」 君の名は。 がわさんの映画レビュー

この作品は「ながら見」をする人には向いていない映画といえるでしょう。
僕は映画をドラマを髪をセットしているときや勉強をしているときに映画を垂れ流すいわゆるながら見をしてしまう人なのでこの複雑な物語を理解するには少し時間がかかりました。
ですがこの作品は物語の冒頭から見ず知らずの男女が意味も分からないまま体が入れ替わってしまうという掴みには十分なインパクトでした。

二回目もう一度映画に集中してみたとき、この映画に対して感じでいた複雑でわかりにくい内容と思っていた自分の考えが、細かく作りこまれた素晴らしい作品という考えに変わりました。

まずこの物語は先ほども書いた通り見ず知らずの男女が入れ替わるところから始まります。片方は大都会東京で生まれ、もう片方は田舎の小さな学校で高校生活を送っている。この二人の境遇の違いとお互いが普段から持っている生活への不満が入れ替わることで新しい日常へと変わっていきます。
そういった不思議な日常を送ることで二人の間に新たな感情が芽生えていきます。
というのがこの物語の内容です。この世界観にのめりこむころには涙が流れていることでしょう。