君の名は。
1,000年に1度のすい星来訪が、1か月後に迫る日本。山々に囲まれた田舎町に住む女子高生の三葉は、町長である父の選挙運動や、家系の神社の風習などに鬱屈(うっくつ)していた。それゆえに都会への憧れを強く持っていたが、ある日彼女は自分が都会に暮らしている少年になった夢を見る。夢では東京での生活を楽しみながらも、その不思議な感覚に困惑する三葉。一方、東京在住の男子高校生・瀧も自分が田舎町に生活する少女になった夢を見る。やがて、その奇妙な夢を通じて彼らは引き合うようになっていくが……。
このレビューにはネタバレが含まれています
この映画は、見ていてとても衝撃が走りました。最初は、自分の子どもと一緒に、たかがアニメだろと思って見ていたのです。でも、決して子ども向けじゃなかった。内容が、すごすぎるんです。予備知識としては、夢の中で男女が入れ替わると聞いていたので、かつてあった「転校生」みたいなものじゃないの買った思っていたのですが、彗星落下の話の下りになって「えっ」と思ったのです。思っていたよりも、中身が濃くて壮大じゃないか。そして、よく見れば、画のタッチもとても繊細で、まるで実写のようだし。そして、からくりがよくできているとも感じました。特に、二人の入れ替わりに3年間のタイムディレイがあると下り。そうでなきゃ、このストーリー成立しないですものね。でも、結果的には3年後の龍と3年前の三葉が協力して、三葉の町の住民が救えたと言うハッピーエンドと、再び現代で二人が再開できたと言うストーリーには大満足です。そして、三葉を上白石萌音さんが演じ龍を神木隆之介さんが演じたと言うこともとても印象的でした。
今アニメと言えば、「鬼滅の刃」が圧倒的な人気で、鬼滅ムーブメントが起きて、同名映画も実に国内での興行収入1位という偉業を達成しましたが、その少し前に、今や鬼滅の刃ほどまでではないがそれに近いぐらいの人気と話題になったアニメ映画がありました、それが、「君の名は。」であります。 今でこそ、「キメハラ」なんで言葉もありますが、「君の名は。」が上映され流行りだした頃に、50代くらいの会社の上司から、「まだ、君の名は。を観てないのか、あれは、ものすごく感動するから近いうちに絶対観に行った方がいいぞ」なんて言われた覚えがあります。 それくらい当時は話題になってました。事実、「君の名は。」は商業的には当時とてつもない成功を納めましたが、その評価に関してはどちらかというとハッキリ分かれてる感じを受けます。私自身は、普通に感動しましたが、正直言うと、ラストのシーンも涙が溢れるほどまでは感動はしませんでした。しかし、他の青春ラブストーリーににはない、初めて観るような、新しさを感じる不思議な感動があったのも事実です。 そう、本作は、いわゆるパラレルワールドの存在を中心にした単なる青春ラブストーリーではなく、もう少し深くて、日本古来の文化的側面を、時間の概念を超えた互いの救出劇で魅せるように描かれた、斬新であり、また次世代の新たな価値観を創造しようとした、意欲的な作品じゃないのかと思いました。 このタイプの映画は1度だけでなく、何度か観るたびにいろいろん発見があるのではないかと思います。いずれにしても、物語の中に簡単には説明できない複雑な意味合いがあるからこそ、それを読み解く人によって評価が良いか悪いかハッキリ分かれるのではないでしょうか。
新海誠監督のアニメ作品です。大ヒットにより社会現象にもなりました。 東京に暮らす少年瀧と田舎で暮らす少女三葉が、ある朝目を覚ますと入れ替わっており、最初は戸惑うものの携帯でコメントを残しながら交流をして心を通わせていきます。しかし突然入れ替わりはなくなり、瀧は三葉に入れ替わった時の記憶を頼りに、三葉の故郷に向かいます。 単純な学生のラブストーリーかと思えば、前半のアップテンポな楽しい雰囲気は後半になると一変し、予想外の展開になり驚きました。瀧と三葉のすれ違いながらもお互いを想う純粋な気持ちはキュンとします。東京と飛騨の景色の絵がとても繊細で美しく見惚れてしまいます。主人公の声優は神木隆之介さんと上白石萌音さんが起用されていますが、あまり意識することがなく作品に入り込むことができます。RADWIMPSが手掛けた曲も透明感があり、さらに作品の質を高めています。新海誠監督独特の陰鬱な雰囲気はなく、見た後は清々しい爽快感があり、万人にオススメできる作品です。
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