観るたびに新しい発見がある映画だと思います。
2021年2月24日 10時28分
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総合評価:
4.0
今アニメと言えば、「鬼滅の刃」が圧倒的な人気で、鬼滅ムーブメントが起きて、同名映画も実に国内での興行収入1位という偉業を達成しましたが、その少し前に、今や鬼滅の刃ほどまでではないがそれに近いぐらいの人気と話題になったアニメ映画がありました、それが、「君の名は。」であります。
今でこそ、「キメハラ」なんで言葉もありますが、「君の名は。」が上映され流行りだした頃に、50代くらいの会社の上司から、「まだ、君の名は。を観てないのか、あれは、ものすごく感動するから近いうちに絶対観に行った方がいいぞ」なんて言われた覚えがあります。
それくらい当時は話題になってました。事実、「君の名は。」は商業的には当時とてつもない成功を納めましたが、その評価に関してはどちらかというとハッキリ分かれてる感じを受けます。私自身は、普通に感動しましたが、正直言うと、ラストのシーンも涙が溢れるほどまでは感動はしませんでした。しかし、他の青春ラブストーリーににはない、初めて観るような、新しさを感じる不思議な感動があったのも事実です。
そう、本作は、いわゆるパラレルワールドの存在を中心にした単なる青春ラブストーリーではなく、もう少し深くて、日本古来の文化的側面を、時間の概念を超えた互いの救出劇で魅せるように描かれた、斬新であり、また次世代の新たな価値観を創造しようとした、意欲的な作品じゃないのかと思いました。
このタイプの映画は1度だけでなく、何度か観るたびにいろいろん発見があるのではないかと思います。いずれにしても、物語の中に簡単には説明できない複雑な意味合いがあるからこそ、それを読み解く人によって評価が良いか悪いかハッキリ分かれるのではないでしょうか。
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