一回では観たりない映画
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年1月4日 10時15分
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総合評価:
5.0
こんなに心がざわつくアニメ映画は初めてだ。
テレビや雑誌で話題になり、映画館でも放映延長するなど今までにあっただろうか。
私は映画を観るときにこんな意識をしたことはなかった。
しかしそんなにオススメの映画なら観てみようかなと軽い気持ちで平日一人観に行った。
東京に住む瀧と田舎町に住む三葉はお互いを全く知らない高校生。
突然、自分たちの体が入れ替わってしまうことから始まる。
最初は衝突し合う二人だけれど、だんだんお互いを受け入れて会ってみたくなる。
そんな感情を抱いた時、もう入れ替わることができなくなってしまった。
会ってみたいとあちこち手がかりを探す瀧。なんとかたどり着いた三葉の町は隕石落下で跡形もなくなっていた。
同じ時、三葉も瀧に会いたいと東京へ行くのだがもう少しのところで二人が会うことはなかった。
ストーリーに引き込まれて、二人をどうしても会わせてあげてと願わずにはいられない。
本当に切なく、何度もすれ違いながらも会えない二人を、遠距離恋愛していた自分に重ねて観ていた。