素晴らしいストーリーでした。
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年9月9日 10時49分
役立ち度:0人
総合評価:
5.0
「魂の入れ替わり」が何故か起こってしまう瀧と三葉の生活がコミカルに表現されていて、最初はとても気楽に観ていました。その中で、田舎暮らしの三葉が憧れだった東京での日常を、身体が変わっていても満喫していくのも楽しそうで良い感じでした。
しかし、日常の中のただの1シーンと思っていた「ティアマト彗星の地球への接近」のニュースが、後半であんなに重い現実へと繋がっていくとは、驚きと共にその先の進展がどうなっていくのかとても惹きつけられていきました。
結局、瀧と三葉の間には3年のズレがあった事も、その物語に深みをもたらされていて、「片割れ時」「御神体の場所」等といった特別なアイテムが効果的に使用されていて、ストーリーに違和感を感じずスーッと入り込めたのは一番良かった点だと思いました。
そして、最後はお互いの事が記憶から消えてしまったものの、感覚としては何か残っていてまた二人が再会できるという終わり方も気に入っています。
イメージワード
- ・楽しい
- ・不思議
- ・勇敢
- ・切ない
- ・コミカル
- ・ファンタジー