怪獣バトルを堪能できる映画です。
2021年2月20日 19時45分
役立ち度:0人
総合評価:
4.0
ゴジラファンにとっては、待ちに待った「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」ですが、題名からも何となくイメージがしますが、このゴジラは、最初から最後まで怪獣が、これまでかってくらいに出てきて画面狭しと暴れまわります。もちろんずっと怪獣だけが出ているわけではなくて、合間に人間ドラマがしっかりあります、ただしあまり長くはないです。
その辺のバランスが、人によって評価の分かれる部分だとは思います。
人間ドラマ自体は、全くないと、ただの怪獣ドタバタ歌劇になってしまうので、絶対に必要だとは思いますが、だからといって必要以上に多くなると、くどさを生んでしまいます、例えば、シンゴジラや前作で、そのことが顕著に表れています。
ですので、本作では、あえてゴジラのシーンの割合がかなり増やされています。人間ドラマの部分として、過去にあった出来事や家族愛等が描かれていますが、過度にではなくあっさりとした感じで描かれているので、個人的にはとてもテンポもよく観やすかったです。
新しい怪獣デザインも、フルCGであるため、足元の動きがドタドタした感じではなく、動物らしい趾行性にある動きになっています。モスラは日本版の様な愛嬌というか可愛さはないですが、かなり戦闘的なデザインになっていて、こっちの方が凄みを感じました。
また、新しい能力ではモスラは糸を持続的に放出するのではなく、一定量を瞬間的に放出する様な感じになっていて、より攻撃的であり、かなり戦闘力が向上しているように思えました。
全体的に、ストーリー自体に分厚さはないですが、途中ダレて飽きることなく最後まで楽しめて観れました。しかも、随所に日本製ゴジラへのリスペクトも含まれているので、特に往年のゴジラファンには、堪らないものがあると思います。
イメージワード
- ・楽しい
- ・不気味
- ・恐怖
- ・かっこいい
- ・パニック