エディット・ピアフ愛の讃歌
歌手を目指す母アネッタ(クロチルド・クロー)の娘エディット(マリオン・コティヤール)は、祖母が経営する娼館で娼婦のティティーヌ(エマニュエル・セニエ)らに育てられる。やがて母のように道で歌い始めたエディットは、名門キャバレーのオーナー、ルイ・ルプレ(ジェラール・ドパルデュー)に見出されるが……。
フランス映画の中でも珍しい自伝映画で、実在したシャンソン歌手エディット・ピアフの生涯が描かれており、数々の賞を受賞しています。特徴ある歌声とフランスの音楽らしい楽曲で人の心をつかむような歌詞は、エディット・ピアフがなくなった後も注目されるようになりました。 パリで生まれ、不安定な家族の元で育ち、偏愛歴を重ね、愛に挫折している自身の人生から、独特のシャンソンが生まれたとされています。愛をテーマにした楽曲でフランスを代表する歌でもあり、病弱ながらも死の直前まで歌を歌い続けました。また、今回主役に抜擢されたフランスの大女優マリオン・コティヤールは、今ではハリウッド進出も果たしている国際的な実力派でもあり、本役を務めるにあたり、外見や歌よりもより感情的に訴えかけるような演技に定評がありました。また、本作で撮影監督を努めていたのはフランスで活躍する日本人カメラマン永田鉄男さんです。シャンソンを知らない人も知っている人も見入ってしまうような映像と挿入歌です。
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