なかなかのブラックユーモアです
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年8月10日 12時10分
役立ち度:0人
総合評価:
4.0
優しい絵柄でおなじみのピーターラビットをCG化して描いた作品です。
ふわっとした感じのストーリーかと思いきや、なかなかに刺激的。
マクレガーの庭で野菜を盗んだりしていたピーターたち。
しかし、マクレガーが亡くなり、彼を大叔父とするトーマスが遺産整理のために家へとやってきます。
トーマスはピーターたちを目の敵に。
そこから彼らの戦いが始まるのですが、これがなかなかに過激なのです。
動物キャラクターがCGで動きが大きい分、人間側の演技もコミカル度を高めにした感じでしょうか。
「ピーターラビット版ホームアローン」と説明すると内容が把握できるかと思います。
動物たちのCGは見事で、実写と大変融合しています。
まるで本当に彼らがそこで演技をしているかのようです。
リアルの動物の顔のパーツをそのまま用いつつ、表情もうまく活き活きとしたもので、特に「悪い顔」などは笑ってしまいました。
絵本の絵柄のほんわかした雰囲気を期待すると失敗かもしれません。
しかし、イギリス特有のユーモアが光る作品でした。