おにぎりが食べたくなる映画
2020年9月2日 15時46分
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総合評価:
5.0
群ようこさんによる原作小説がとても良くて鑑賞しました。
映画も原作の世界観を壊さずにすごく良かったです。
本当に珍しく大満足の映画でした。
原作が良い場合、鑑賞前のハードルが上がってしまう為か、大体がっかりする事が多いのに、この作品はどちらも大好きになりました。
一方しか知らない人には、是非、両方ともチェックしてもらいたいです。
知らないと損してるレベルです。
メインの登場人物は3人の妙齢の日本人女性となります。
ひょんな事から出会った3人の物語です。
小林聡美さんの演じる女性は、普通の人なんだけど、ぶれない大人の女性で素敵ですね。
片桐はいりさんの、見た目と違う繊細な女性を好演しています。
若いフィンランド人の青年、トンミくんとのやり取りには、にやりとしてしまいます。
もたいまさこさんは不思議な独特の雰囲気を漂わせていて、北欧のファッションが良くお似合いです。
日本から遠く離れた地である北欧のフィンランドで、美味しそうな鮭のおにぎり、生姜焼き、シナモンロールが出てくる食堂が舞台となっています。
こんなお店が近所にあれば良いのになぁ、行ってみたいなぁ、と誰もが思う映画です。
コンビニのおにぎりも美味しいけど、誰かが握ってくれたおにぎり、子供の頃、母が握ってくれたおにぎりが無性に食べたくなりました。