ジョゼと虎と魚たち
幼いころから車椅子生活で一日のほとんどを家の中で過ごしているジョゼは、ひょんなことから海洋生物学を専攻する大学生の鈴川恒夫と出会う。卒業後に留学すべくアルバイトに精を出す恒夫は、ジョゼの祖母からあるアルバイトを依頼される。自分の話し相手となった恒夫にジョゼは毒舌をふるうが、彼はひるむことなく率直に向き合い、やがて二人は心の距離を縮めていく。
アンハッピーなことで有名な実写映画版に対してのアンサー的な作品。 原作小説は40年近く前に発表されており、その間にアップデートされた世界でようやく可能になった「トゥルーエンド」を目指し、見事に成功させた制作陣の意欲に敬服させられる。 実写では不可能であったジョゼの内面世界のイマジネーションを見事に豊かに映像化し、チープさをできうる限り排除し、所謂アニメ的な誇張も少なく、誰が見ても恥ずかしくない画面クオリティの高さが素晴らしい。 言い方が少し悪いが、小説、実写、アニメと通して見ると、まるで「恒夫(ジョゼの彼氏)ガチャ」のようでもあり、今回のアニメの恒夫は「大当たり」で良かったね、ジョゼという感想を抱いてしまう。 実写版の恒夫が靴が濡れるからと嫌がった海辺のシーンだが、アニメの恒夫はためらいもなく靴のままジャブジャブと海水に浸かり、それを見た瞬間に「勝ったな」と心の中でガッツポーズを決めました。 一度見ただけでは味わいつくせないほどキャラクターや小道具や背景に細かな芝居が付けられているので、是非繰り返しの鑑賞をしてみてください。
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