市民を救ってくれたのはネズミたち。
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年9月15日 12時48分
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総合評価:
5.0
この映画のラストはまさにネズミたちが市民を救うという意外さに驚きました。つまり、あまり期待されていない生き方をしている人間と同じように、忌み嫌われ、期待されていないネズミたちが、市民を助けるという逆転劇で、火の当たらない者たちへのエールのような映画だと私は思いました。その小さなネズミが団結して怪獣を倒します。このシーンで図らずも涙がポロポロ出てしまいました。
この映画の結末では主人公たちは、もやもやとした感じで、スッキリ正義を貫き通せたかというと疑問なところもあります。アメリカという国に忖度した形での終わり方ですから、観ている人はいまいちだったかもしれません。
また、作品では、戦士たちが呆気なく亡くなっていきます。敵もグロテスクなほど肉体が砕け散ったりするので、何回目を瞑ったことでしょう。生き残ったのはたった五人といたちだけでした。元は品行方正でなかった者たちが、友情と正義を貫く姿に、最後は感動の嵐でした。よく作られた作品だと思います。
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