立体的な映像で、一つ一つがとても現実の風景に近いような印象を与えてくれました。そして、1シーンごとの間合いの緩やかさみたいなものが、とても観やすくて映像を楽しむことができました。設定は中学生なのですが、出てくるテニス部の仲間たちが全員イケメンですので見惚れてしまいます。ミュージカル、テニス、プリンス、アニメが一体となった新しい作風ですが、いっさい違和感なしでストーリーは進んで行きました。彼女役の桜乃の可愛さは半端ないです。控えめで、いつも「ごめんさない」という語り口にはキュンキュンします。リョーマと桜乃の間にあるピュアな感情は、清々しくて思わず応援したくなります。リョーマの父親の格好良さも格別です。いわば世界一のテニスプレーヤーですから、リョーマがリスペクトするのも当たり前でしょう。それでも、それを乗り越えようと奮闘するリョーマは、本当のテニスの王子様なのだと思います。テニプリの世界にハマりそうです。