神木の最後に泣けました
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年8月31日 13時10分
役立ち度:0人
総合評価:
5.0
両親が亡くなるという悲しい飛行機事故を境にフォルトゥナの瞳を授かった神木。その結末までのストーリーに泣きっぱなしでした。死ぬ間際の人の体が透けて見えるという設定は、いかにもその能力が故に命を落とすことが予想できたのですが、その結末がとても無念でした。有村への純愛であるが故に運命を変えてしまうという神木の複雑な心境は、手にとるようにわかりました。どんで返しでもありますが、結局有村もフォルトゥナの瞳を持っていたと言うのが最後にわかります。なんと言うことでしょう、お互いの愛が錯綜して相手を思いやる深い心に打たれます。結局神木は死んでしまいます。二人とも生き残って欲しかった。だから、悔しくて仕方がありませんでした。それでも人間は幸せになるために生まれてきたという言葉が唯一の救いです。純愛、深い愛情に脱帽です。やはり、人間は身の丈にあった能力以上のものを身につけてはいけないのでしょう。それこそが本当の幸せだと言えるのでしょう。
イメージワード
- ・悲しい
- ・泣ける
- ・恐怖
- ・勇敢
- ・切ない
- ・かわいい
- ・かっこいい
- ・ロマンチック
- ・パニック