映画ポップコーンの評価
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推理物はあまり観ないのだが(犯人を当てられたためしがないから)、この映画はなかなか楽しめた。刑事の新田(木村拓哉)とホテルマンの山岸(長澤まさみ)、それぞれの視点や考え方の違いによる衝突からホテルマンという仕事を通してお互いを理解していく様子、そして理解したからこそ起こるクライマックスの一幕、という流れは素晴らしい。 特に印象的だったのは、山岸のホテルマンとしてのある行動が度々クローズアップされていたシーンだ。それは一見彼女の仕事意識の高さとそこからくる新田への些細な小競り合い、という風に感じとられ、観客もそれほど重要な描写だとは思わない。しかし、その行動を何度も見ていた新田が後にある重要なことに気が付く。山岸と接していなければ、新田はその異変に気が付くことはきっとなかっただろう。 一見何でもないシーンが実は重要な伏線へと繋がるところは、観ている観客も新田と同時に気が付き、戦慄が走る見どころのシーンだ。 ただひとつ残念なのは、犯人役が有名かつ声に特徴がある役者だったため、わかる人には最初に登場した時点でわかってしまうところだろうか。 その方の演技は大変素晴らしかっただけに、非常に残念だ。
キムタクはキムタク。とても、新田とは思えず最初は臭い演技が気になって仕方ありませんが、10分もしたら慣れます。いろんなドラマで30年キムタク観てるんだから当然といえば当然です。 東野圭吾の原作も読んでましたが、読んだのが5年以上も前だったため、思い出しながら楽しめました。長澤まさみは美しくて見てて飽きないし、ホテルの雰囲気が良いです。 ホテルという場所は不思議な空間ですよね、いろんな人が、色んな目的で滞在していて、色んなドラマがある。それを良く表現した作品だと思います。 推理が得意な人ならすぐに犯人が予測出来てしまいますが、私はどっぷり浸かりながら、なんとなく予想して観てたい派なので、原作を忘れかけていたこともあり楽しめました。 続編が公開されてますが、キムタクがとかなんとか言いながらそれもきっと観てしまうでしょう。
音楽も素敵だし映像化ならではの華やかさもあって視聴者を楽しませてくれます。ただ犯人があの人だったという意外性が全くなかった(原作は読んでません)。 出てきた瞬間から誰なのかすぐにわかるし、怪しさ満点。そこからは一気に面白くなくなってしまいました。 他の事件との関連性も薄く、最後はダラダラとして疲れました。動機も好きじゃないな~。原作は絶賛されているみたいなので本で読んだ方が面白いんでしょうかね。続編は観るか迷ってしまいます。 キャストは良かったと思います。まさに「お客様は神様です」な精神で働くホテルマン・山岸尚美を長澤まさみさんが好演、そしてそんな尚美とイマイチかみ合わない無愛想な刑事を木村拓哉さんが演じています。 よくキムタクは何を演じてもキムタクだという声も聞くのですが、確かに本作のキムタクも見たことある風なキムタクなのですがこの人って演技はそこそこ上手だと思うんですよね。似たようなタイプの役柄ばかりで損をしている感じですかね。最高に馬鹿でまぬけな役でも演じてみてほしいです。
東野圭吾さん原作だけあって、作り込まれていて、小さな小窓や長い通路や迷路のような導入部が最後にパッと日が差し込む大きなホールに出るかの如く、スカッとする展開へと繋がっていくかのようなシナオリが爽快でした。 警察官の木村拓哉さん演じる新田が長澤まさみさん演じる山岸の部下としてホテルマンをしながら潜入捜査をするという設定とキャスティングがまずワクワクしました。 木村拓哉さんと長澤まさみさん、は息がぴったりなのでどこかで共演なさってるかと思いきや、初共演とのことで驚きました。15歳も歳が離れているのに年齢差を感じず、木村拓哉さんが本当に若く見えて、短髪もお似合いでした。 自分の職業、立場にいるときは気付かないことでも別の職業や立場に実際になってみると、自分の本当の姿や、自分の仕事の良さ、自分の仕事に生かしていけるような別の仕事の良さが見えてきて、うまく循環するようになるということもあるんだなぁと思いました。。 続編があるということで是非観てみたいと思います。
このレビューにはネタバレが含まれています
東京都内で連続殺人事件が起こり、現場に残された数字が記載された暗号から同一犯人として捜査されます。その暗号は次の殺人現場を示唆しており、高級ホテル「ホテル・コルテシア東京」が次の殺人現場として予告されていました。次の殺人を未然に防ぎ、犯人を捕まえるため捜査員がホテルのフロントスタッフやベルボーイに扮して、潜入捜査を行います。キムタクが演じる刑事・新田はフロントスタッフに扮し、教育係として長澤まさみ演じる山岸が任命されます。最初はお互いに反発していた2人ですが、捜査を進めるうちにお互いのプロフェッショナルな姿に尊敬し、信頼関係が生まれます。 キムタクの味付け濃いめの演技は健在で、見ていて突っこまずにはいられません。ストーリーは二の次で、キムタク彼を取り囲む華やかな俳優陣を楽しむための映画です。舞台となってホテルも高級感があり訪れたくなる雰囲気です。東野圭吾さんの小説が原作なので、ミステリーとしても安心して楽しめます。
ホテルの従業員である長澤まさみと刑事である木村拓哉が、ホテルで犯人を見つけ出そうとそれぞれの立場から衝突するストーリー。最後の犯人はちょっとびっくりしたけど、いきなり出てきたからハラハラもせず、それまでの捜査は何だったのとぶっ飛んじゃう。キムタク得意の斜に構えて優秀ですよ感を出してくる演技は健在で、共演者がもう少しレベルダウンしていたらやばかったと思える感じ。刑事の感で犯人を追い詰めたいのかホテルマンとしてお客様を大切にする精神を見せたいのかよくわからずに終わった。結構話題作だったので楽しみにしていたのだが・・・。原作はもっと面白いのかもしれないと思った。
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