15歳の保護犬を引き取る女性の凄さ
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年9月15日 13時11分
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総合評価:
4.0
保護活動を通して、ペットたちの魂に触れ、成長していく人間像が素晴らしい作品です。人間にとってペットの存在というのは、昔からとても重要で、心が通うからこそ愛するのでしょう。ペットも人間を慕い、癒し続けてくれます。
思うにペットもソウルメイトとして、願ってある飼い主のもとに引き取られたり、飼われたりしてきます。もともとその飼い主に所にやってくるのは、約束事なのだと信じます。だから、どこまでも慈しみ、家族として育てていくべきなのです。
主人公の林は少々やり方が荒っぽいのですが、熱いくらいの動物に対する愛情は、ビンビン伝わってきて共感します。また、リスペクトしたくなります。中川はセンターの中で一度は挫折しますが、再起して殺処分の激減を目指します。これだってものすごく偉いと思います。
白眉は15歳の保護犬を引き取る女性の凄さです。普通なら見向きもされない高齢犬です。彼女は同じく保護犬の最後を看取れなかった過去を払拭するために、最後までその保護犬の面倒を見ようとするのです。こんな美しい心に感動しかありませんでした。秀逸な作品です。
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