「スリルある戦いに心臓が悲鳴です！」 ワイルド・スピード／ジェットブレイク 高志さんの映画レビュー

完璧なスリルある戦いに本当に心臓が悲鳴をあげていました。車が登場する映画ですといつも自分が運転しているような錯覚に襲われます。ですので映画館を出てもまだ自分がハンドルを切っているようでクラクラしました。ある解説者によれば９シリーズで、12000台の車が登場して、そのうち2500台の車が破壊されたそうです。今作ではそのうちの500台と言っていますから、まさに見応えがありすぎです。というか、単純に車が可哀想になりました（笑）。余計なことですが、あのスリル満点なシーンを撮影していて、よく事故が起きなかったと勝手に心配していました。
この映画に登場する人たちはなぜか一人たりとも死にません。登場人物に語らせていましたが、まさに強運であればなんでもできるんだというセリフが腑に落ちる映画です。
ストーリー展開では、どんでん返しがいくつかあり、びっくりすることしきりです。しかも、悪党であった弟も裏ぎられますが、兄に助けられるところ、とても良かった。なんかみんなの関係が冷たそうで実は本当に良いファミリーなので最後には泣けました。
強い女性にもリスペクトです。最高のエンタメでした。