素敵な少女の青春成長物語
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年8月4日 14時11分
役立ち度:0人
総合評価:
5.0
このアニメは異次元世界での活躍がメインのように見えますが、私には現実こそが一番大事であり、一番愛すべきものであるということがよくわかった作品です。最初は高知県という本当の田舎のようなところにいる少女の話で、架空の世界で人気を博して喜びを感じるように思えましたが、実はもっとお話は深かったです。彼女にとって愛する母を失ったというトラウマはずっと燻り続けています。このままでは本当はダメになってしまいそうでした。しかし、架空の世界で知り合った14歳の少年との出会いから彼女は確実に変わっていきます。竜が架空の世界でなぜあのように暴れるのか解さなかったが、調べていくうちに真実に突き当たります。それは家庭内暴力という冷たい仕打ちを受けている兄弟たちの姿がそこにあったのです。ヒロインはその人たちを守ろうと立ち上がり東京まで駆けつけるのです。その時の彼女の姿は、あの大雨の中で子供を助けようとした母親と同じ愛なのです。なんで私を置いて子供を救おうとしたのか、という意味を初めてヒロインは自分で知るのです。そのときに母に対するトラウマは消えうせました。しかも、暴力をふるわれていても戦う彼女は臆病なんかじゃありませんでした。素晴らしい正義の戦士なのです。私は号泣しながら見続けていました。成長した彼女が、頑なにとざしていた父への愛を復活させ、全ての人たちに感謝して生きていこうとして、河原を歩いていた時、素敵なドラマに出会えて本当に良かったと思いました。
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