カートの最期の数日・・ではありません。
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年5月18日 16時13分
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総合評価:
2.0
これ、実はNIRVANAのフロントマン・カートコバーンの最期を描いた作品という訳ではないんですね。
パッケージのカートコバーン「風」の人物とラストデイズというタイトルからどうしてもカートコバーン最期の数日間という風に連想してしまう所ですが。
実際配給会社もその様に宣伝していた記憶があるのですが・・。
後に調べてみたところガス・ヴァン・サントがカート・コバーンの死にインスピレーションを受けた映像作品という事らしいです。
主人公のブレイクが自死するまでの数日間の行動を描いた作品となっているようです。
とは言え所々、カートコバーンの最期と重なるようには出来ています。
別荘で亡くなったのも同じですし、亡くなる少し前にセールスマンが訪れたのも事実としてあったという話を聞いたことがあります。
しかしあくまでヴァンサントがカートの死から影響を受けた映像作品。
ここまで意志の疎通ができなくはなってなかった筈じゃあ・・と思いながら見てました。
映画の中の「カートっぽい感じの人」であるブレイク氏は殆ど会話もままなりません。
(実際のカートの最期の数日は別荘へ向かう途中でたまたま会ったガンズのダフと普通に会話したりしてる)
これと言ったストーリー展開のようなものは無いので本当にあくまで映像作品と言った感じ。
音楽をソニックユースのサーストン・ムーアが手がけているので同じジャンルのNIRVANAファンは楽しめると思います。
ヴァンサント作品が好きな人も映像と音楽がマッチしているので楽しめるかと。
それ以外の人は正直厳しいですね。
話の筋があってないようなものなので。
俳優さんはカートそっくりです。あと歌がうまい!