主演のギレン・ジェイクホールの目が怖いです。
しかし、怖いのは目だけではありません。
主人公であるパパラッチを演じているのですが、
彼は何者なのか?実はあまり生い立ち的なものは詳しく描かれません。
自転車を盗み、それを売りカメラを手に入れ、そのカメラでスキャンダルを取り、スクープのためなら手段を選ばなくなります。
マスメディア批判かと思いきや、おそらく現代の人間が抱えてる打算的な面に対する批判かと思いました。
政治的な報道よりも事件の報道が殆どを占める・・と説明する主人公ルイス。
もちろん買い手がいなければ映像も売れません。
そうしたスキャンダラスなものを買うのは我々であります。
終盤のルイスの台詞とラストシーンは必見。
思ったんですが、黒目勝ちな人って怖い(いわゆるイッちゃてる目)って万国共通なんですね。
この映画のギレン氏は目がなんというか瞳孔が開いてる感じがするというか、真っ黒です。
彼のような存在を産んだのはいったい誰だったのか?
そんな事が頭を常によぎる映画。