今こそ見るべき映画
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年5月18日 10時51分
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総合評価:
5.0
舞台はドイツ軍に占領されたポーランドで、ナチス党員でありながら実業家でもあるオスカー・シンドラーがポーランドへとやってくる所から物語が始まります。
リーアム・ニーソン演じるオスカー・シンドラーの心理の変化が見ものです。
最初は一山当てようとしてた、つまり金目であったシンドラーですが、途中から明確に人道的な目的へと変わっていく。。
それと相反するアーモン・ゲート少尉の堕落っぷりもなかなか凄いです。
レイフ・ファインズが演じているのですが、いかにも不健康な感じで徐々に太って行きます。この役作り、本当に凄いです。
ゲート少尉は戦局が大きく傾く中、アルコールに溺れ迫害を激化させます。
シンドラーのリストが二重の意味になっているのがいいですね。
シンドラー自身が作ったユダヤ人を逃がすためのリスト。
もう一つはユダヤ人の名前が載った、もしもシンドラーが捕まったときのために逃がした証拠になるユダヤ人側から書かれたリスト。
古い映画ですが、今こそ学ぶべきことが多く詰まった映画かと思います。