音楽と政治
2021年5月23日 16時44分
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総合評価:
5.0
ドキュメント色は薄めではあるものの、一般人のインタビューや関係者へのインタビューも含まれており「ウッドストックの雰囲気」は伝わってきます。
個人的に心に残ったのは会場のトイレ清掃業者の方が軽く言った「息子が今ベトナムに行っている」という言葉です。
いかに当時、ベトナム戦争が市民の生活に近いものだったか考えさせられます。
あとはアーロ・ガスリーがギター一本背負って会場入りするシーンですね。
ハイウェイがウッドストックへと押しかける市民で渋滞しており歩いて来ざるを得なかったんだよ(笑)というような事をMCで言います。
ウッドストックが単なる音楽フェスではなかったことを端的に表してる一面です。
あとはザ・フーやらジミヘンやら、クラシックロックが好きな人は間違いなく楽しめる内容になってるでしょう。
最近、ミュージシャンは政治的な発言をするな!という意見が散見されますのでそうした人達への解毒剤として良いドキュメントフィルムかなと思います。