ワンカットばかりが話題となりましたが・・
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年5月18日 11時06分
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総合評価:
5.0
ワンカットという事で話題となった1917ですが、ストーリーもしっかりしていればワンカットにも関わらず映像も迫力があります。
更にこれが実話だというのだから驚きです。
舞台は戦時下のフランス北部でそこに駐留するイギリス軍の2兵士の話です。
撤退したように見えたドイツ軍が実は待ち伏せしているという情報をイギリス軍はキャッチします。
翌日にイギリス軍は大攻勢をしかける予定であり、これではドイツ軍の罠にみすみすかかってしまう・・しかし通信網は分断されており、人力である伝令兵を使わなければならない・・という話なのですが、伝令兵としてピックアップされた兵隊の一人、ブレイク少尉はある理由から絶対に伝令を届けなければならない、それもなるべく早くにという明確な動機があります。あまり戦争物では見られない伝令兵が主人公の映画ですが、あまりスポットライトが当たってこなかった一兵士にフォーカスしており色々と考えさせられます。きっと大戦で犠牲になった人たち(もちろんドイツ側も含めて)にはそれぞれ背景があったに違いないと思わされる作品。