切ないシュレック子供とともに鑑賞がおすすめ
このレビューにはネタバレが含まれています
2020年9月2日 22時02分
役立ち度:0人
総合評価:
3.0
特に派手な映像はなく、視覚的には楽しめるかどうかというと、シュレックの家周辺であるとか、森であるとか映像が極めて癒し系、よかった。
シュレックは本当の怪物の見た目そのもので、誰もが逃げるであろうと思えるビジュアルをしている。犬の犬種であるパグのように一部の人に可愛いいと言われる、そういう顔でもなく、失望から入る。
見た目が恐ろしく見えて周囲から疎んじられているいわゆる偏見という課題、そしてビジュアルは怪物に見えても本来は心優しい性格をしているとか、こうした類の教訓はよくあることだけど。。
そこをあえて描いていくには展開や映像に魅力がないと難しいように思うし、シュレックのキャラクターがどこまで愛されるか。。と期待していると本当に面白いやつだった。
第1話目というところが、単純で見やすくなっていると思う。
人間に例えたら外見通りの性格であったりするので、シュレックの場合、そこはファンタジーを感じやすい。この物語は一種の児童文学作品的な要素があるのだと思うし、子供から大人まで鑑賞できるけど特に子供には良い。特に派手な映像はないものの、緑や木々などの自然は文学作品のように見やすく描いている。
絶望からスタートしているので、切なさが70パーセントくらい占めていると思う。ラストはほっこりとする終わりでよかったです。
声優はやはりあのエディマーフィーが出演すると、ユーモア感が出て一気に土気が上がるように感じるし、キャメロンデイアスも良い。
もしも自分がシュレックの立場であれば切ない。子供とともに見ると、心優しい子供に育つように感じる。