「癒し」とは
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年2月2日 14時23分
役立ち度:0人
総合評価:
4.0
サイコサスペンスです。
冒頭のポップなBGMで始まる殺人が物語の不協和音を感じさせる、いい味わいを出しています。
さまざまな場所で起きる連続殺人。
手口は同じですが、いずれも犯人は現場近くですぐに発見されるという謎の現象。
それを高部という刑事が追います。
高部の妻は精神的な病を抱えており、それが物語に少し影響を与えています。
事件を調べるうちに、高部は間宮という男にいきあたります。
間宮を演じる萩原聖人さんの演技が実にいいです。
彼は気だるげに相手に話すのですが、それが実は催眠効果を持つもの。
それにより、人々は殺人を犯してしまっていたのです。
高部が私生活で抱えていたストレス。
それがどう「癒されて」いくのか。
人は誰でもどこかうっぷんを抱えているものです。
それを昇華するはけ口として「殺人」を犯すことはまずありません。
しかし、この物語の中では間宮の手口によってそれを犯し「CURE」されていくのです。
殺人という恐ろしい物語にこのタイトルがついているところがとてもいいです。
ラストシーンはよーく見ておいてください。
「その後」を思わせるシーンが挿入されています。