タイトルに「人工警察官」は不要
2021年1月6日 10時09分
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総合評価:
4.0
アンドロイドのエマに警察の仕事と人間性を教え込ませるためにフレッドの捜査チームに配属、捜査現場での分析能力は高いが日常においては変な言動がある・・・
データ分析能力や武術に優れ、足が速いことや他人の声を真似ることはできても人間の心の機微を理解できていない彼女は時々デリカシーのない発言をしそうになりフレッドに制止されたりもします。しかしフレッドやその同僚、フレッドの家族と付き合っていくうちに少しずつ変化が出てきて少しずつ人間らしさを吸収していきます。特にフレッドの娘とエマとのシーンは微笑ましく、エマが自分に過去が無い(子供の頃の写真が無い)ことを改めて知ったときのシーンは切ないものがありました。
エマ役のソレーヌ・エベールさんは整った顔立ちの女優さんで、この映画の中ではいつでもうっすら微笑んでおりアンドロイドっぽい雰囲気を出しています。
タイトルや売り文句を見ただけではロボコップみたいな映画をイメージされる方が多いと思いますが、全く違います。ちなみに「SF」的なシーンはエマが自室で自身を充電(?)する以外は見当たりません。
もちろん殺人事件(2話構成)を捜査する映画なので格闘シーンや死体も出てきますが、人間(アンドロイド)ドラマとして見ることをおすすめします。