騙されたと思って観てみて下さい!大人が泣きます!
2021年1月28日 18時40分
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総合評価:
5.0
キングコングの西野さんの絵本が映画になったのかぁ。最初はそのくらいの印象でした。
芸人さんが作った映画だし、話題性はある。けれど、ここまで心を動かされ、映画館にいる間中、優しい気持ちに包まれることになろうとは思ってもみませんでした。
単に話題性のある、タレントさんの映画、というわけではありません。
物語の登場人物は、現代社会に生きる人々を投影しています。現代のネット社会を投影しているとも考えられるでしょう。
目立った言動をする者がいれば、すぐにそれを抹殺しようとする者がいる。夢を語る者は、馬鹿扱いされ、干され、笑い物にされる。この作品は、そんな現代の在り方に一石を投じています。
いつから大人になってしまったんだろうと、映画を見終えて考えました。
プペルのように、キラキラとした瞳で、他人から何を言われようがからかわれようがそんなこと関係なく、本気で夢を追いかけていた、汚れを知らない純粋な子どもの頃の心を、いつどこに置いてきてしまったのだろうと。
もっと夢を語っていいんだ、もっともっと夢を追いかけていいんだ、プペルから勇気をもらいました。
そして、誰もが一人じゃないということ。
どんなに孤独だと思っていても、必ずあなたを応援してくれる、あなたを助けてくれる人がいるということも、この作品は教えてくれます。
もしかしたら、あなたに対して文句を言ってきたり、足を引っ張ったり、傷付けようとしてくる人が、一番の味方なのかもしれないのです。
あなたが夢を叶えたり、成功したりされたら、自分が夢をあきらめ、つまらない毎日を送っていることが辛くなるから。夢をあきらめたことが間違いだったんだって、そう思うことが怖いから、あなたを攻撃しているだけなのかもしれません。
私は、他人の夢を笑う大人にはなりたくない、そう思いました。
夢を信じることが、一生懸命頑張ることが、いつからかダサいと言われるようになったこの社会で、あなたはどう生きたいですか?
夢を追いかける大人か、そんな人を叩くことしかできない大人か。
観てよかった、本当にそう思います。
この作品を通して、西野さんのこの昨日にかける熱量が伝わってきて、さらに応援したくなりました。
夢を追いかけ、奇跡を起こした西野さんのことを。