見てくれはかっこいいが、、
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年9月13日 18時05分
役立ち度:0人
総合評価:
3.0
アランドロンという役者を知らずに観させていただきました。
大変男前で渋く、真似をする男性が続出した訳はなんとなくわかりました。
ただ映画の内容はというと、突っ込みどころが満載。
凄腕の孤高な殺し屋という設定であるが、一件目の殺人ではごく普通に人を
殺し、挙動不審にうろうろちゃうもんだから、みんなに目撃されるという醜態。
そしていつの間にかあっけなく容疑者として同行させられる。
至近距離でコステロを見た目撃者や他数名が、奇跡的にコステロではないと
証言し無罪放免。
殺し屋のくせに展開が計算されていなすぎる。
そして容疑者が何十人もいるなかから、なぜかアリバイが完璧なコステロが
執拗に警察に追われる。
雇い主からの刺客に消されそうになり負傷するわ、自宅に潜んでいた殺し屋
に簡単に銃をつきつけられるわ、手口は汚いわ、、、
風貌はかっこよすぎるのに、やってることが杜撰で残念でした。
ただのアランドロンのかっこよさを推すだけの映画かな。
もっとこのイケメンをうまく活用して、重厚で孤独なサスペンスにすべき
だったと思う。
タイトルのサムライ云々も特に本編と関係ない。
コステロのそれとは似て非なる。
日本で売れるよう意味も理解せずカッコつけでつけたのでしょう。
ということで、古き映画も厳しく批評すると★2。