人を好きなる事って、結果にこだわらず、素敵なこと
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年2月26日 15時47分
役立ち度:0人
総合評価:
5.0
キャストに惹かれて観てきました。想像以上に主役の二人がハマり役過ぎて、そんなつもりなかったのに涙してしまいました。菅田将暉君も有村架純ちゃんも人の心に入り込むの絶妙過ぎます。ごくごく普通の若い二人が出会い、惹かれあって同棲までしたのち、結果的には終わってしまう、どこにでもありそうなひとつの恋の流れ。趣味が合う、価値観が同じ、同じ事で同じ感情になれる。好きだから一緒に居たい、だからしっかり仕事して自立して支え合う。いたってシンプルな行動から、少しずつすれ違い始める。それをお互いに少しずつ溜めて、溢れた時に二人は離れる。今恋をしている人も終わった恋を思い出す人にも、相手に対する想いを見つめなおす時間になったと思います。有村架純ちゃん演じる絹の、『今のってプロポーズ?・・思ってたのと違ったな・・』の台詞が刺さりました。結婚って、恋と愛の先にあるものだと思ってたけど、目的にすり替わっていた相手の態度に、私も観ていて絹ちゃんと一緒に傷つきました。結果的に別れ、偶然街で居合わせた二人ですが、言葉を交わさなくてもお互いを思い出し、あの時こんな素敵な恋をした、素敵な感情になれた、と思いを馳せるラストが大好きです。誰かを好きになるということはとても素敵な奇跡だと、すべての恋を肯定してくれるような作品でした。
イメージワード
- ・楽しい
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