花束みたいな恋をした
ある晩、終電に乗り遅れた大学生の山音麦(菅田将暉)と八谷絹(有村架純)は、東京・京王線の明大前駅で偶然出会う。お互いに映画や音楽の趣味がよく似ていたこともあり、瞬く間に恋に落ちた二人は大学卒業後、フリーターとして働きながら同居を始める。ずっと一緒にいたいと願う麦と絹は、今の生活を維持することを目標に、就職活動を続ける。
このレビューにはネタバレが含まれています
お洒落なカフェから物語は幕を開けていきますが、店内には1台のスマートフォンを使ってふたりで音楽を聴いている若い男女がいます。一見すると仲睦まじいカップルにも思えますが、それぞれがイヤホンのLとRを使っているところに注目して観ると面白いです。 たとえどんなに素晴らしい曲だったとしても、完成されたものを左右で分け合うことによってメロディーの良さや歌詞の感動は半分しか伝わりません。同じ価値観や将来の夢を共有しながらも、やがては別々の道のりを歩んでいく恋人たちを象徴しているようで切なくなるでしょう。 主人公の山音麦を演じているのは菅田将暉、ヒロインの八谷絹役は有村架純と今をときめくふたりのキャスティングが豪華ですね。映画の序盤でこそいかにもお気楽なフリーターといった雰囲気だった麦が、少しずつスーツの似合う堅実派になっていくところに注目してください。年齢を重ねても自分の生き方とプライベートな時間を何よりも大事にする、絹とのコントラストが効果的でした。
似た2人が出会って恋に落ちて、日常を共にしていく温かい映画でした。出会った時の初々しい感じやワクワクが、ずっと一緒にいようと思う気持ちが2人のずれを生んでいく。好きだから、好きでいる事がお互いの距離を生んでいくのが、見ていてとてもリアルで切ない気持ちになりました。別れたばかりの人はちょっとキツい映画かもしれません。 恋をしてる人、恋が終わった人だけでなく、音楽や文学好きの方にもおすすめです。2人の好きな音楽や本、正直私はほとんど知りませんでしたが、映画が終わった後に絶対調べよう!と思うものばかりでした。話してる事や使ってる物も懐かしく、あぁ、こんなのあったなぁと自然と色々な記憶が蘇ってきました。 見終わった後に温かい清々しい気持ちになる映画でした。1人で見ても、誰かと一緒に見て感想を言い合うのもおすすめだと思います。友達でも、隣で見てた方でも、あそこ良かったねー!私もあんなのあったよ!と言い合いたくなるような、誰かに伝えたくなるおすすめ映画です。
誰しも経験がありそうな素朴な恋愛映画。あらゆるところに共感する。 決して派手ではないけれど、2人で漫画を読んだり、2人で散歩したり、何気ない日常の描写がすごくリアルですごく切なくなりました。 今年観た映画の中で、1番です。 どんな年代の人が見ても楽しめるんじゃないかなと。 そして何より、言葉の一つ一つにセンスを感じました。オリジナル脚本なだけあって、一言一言聞き逃せません。
↓↓みんなが読んでいる人気記事↓↓
→【2024年】動画配信サービスおすすめランキングに注意!人気を無料や利用者数、売上で比較!徹底版
→【すぐわかる】動画配信サービスおすすめランキング【忙しいあなたへ】人気を無料や利用者数、売上で比較!簡易版
→映画のレビューを書くと、あなたの好みの映画が見つかります!
✅映画解説 ✅口コミ ✅映画の豆知識・トリビア ✅ネタバレありなし考察 ✅どの配信サービスで見られるか 映画に関するあれこれが、この1サイトでぜーんぶ出来ます。