酸いも甘いも
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年8月20日 20時16分
役立ち度:0人
総合評価:
5.0
ただのキラキラ恋愛映画じゃなくて、友達から恋人になるまでの恋愛で一番楽しい時間から
学生、社会人への移り変わりで徐々にすれ違っていくカップルのリアル過ぎる最後までが描かれている、人を好きになることの酸いも甘いもすべてが詰まった映画だなと思いました。
浮気や遠距離など決定的な何かではなく、だんだん違和感を覚え始めてお互いにすれ違っていく様は過去に同じような経験をした人にとっても、今幸せな恋愛をしている人にとってもトラウマになりそうな映画だな・・と思ったり。それでも、ドライヤーで髪を乾かしてもらったり、一つのイヤホンを分け合って音楽を聴くところや、帰りに待ち合わせをしてコーヒーを飲みながら一緒に川沿いを歩いて帰るシーンを見ると、恋愛ってこういう小さな一瞬一瞬が好きな人とだとなぜか楽しくて、やっぱり人を好きになるっていいなと思わせてくれる映画なので私は2回観に行ってしまいました。坂元裕二さん脚本の作品ならではの、忘れられないセリフが随所に散りばめられていてはっとする瞬間が何度もありました。「始まりは終わりの始まり」すごく共感しました。
イメージワード
- ・楽しい
- ・悲しい
- ・泣ける
- ・切ない
- ・ロマンチック