あの頃。
大学院受験に落ち、恋人もおらず、金もない劔(松坂桃李)。どん底の生活を送る中、松浦亜弥の「桃色片想い」のミュージックビデオを目にしたのがきっかけで、ハロー!プロジェクトのアイドルたちの熱狂的なファンになりオタ活に没頭する。藤本美貴推しで、プライドが高くてひねくれたコズミン(仲野太賀)をはじめとするオタク仲間と「恋愛研究会。」を結成し、トークイベントやライブの開催、学園祭でのアイドルの啓蒙活動に励む劔。だが仲間たちは、アイドルよりも大切なものを見つけて散り散りになっていく。
”ハロプロ”に魅せられた仲間たちの笑いと涙の日々を描いた青春エンターテイメント との事ですが、実際ハロプロが色濃く扱われているストーリーではありませんでした。 同じ推しを持った同志のストーリー、”何か”を推した事がある人向けの作品だと、映画前のコメントでも松坂桃李さんが仰っていたように、ハロプロという切り口はさほど重要ではなく、ハロプロを期待してこの作品を鑑賞すると肩透かしに会うかもしれません。 映画館は満席でしたが、カップルで映画鑑賞に来た人、ガチハロプロオタクのような、ヒトリゴトを言いながら鑑賞する迷惑な人、単純に映画が好きな人、松坂桃李さんファンの人・・など、いろいろなカテゴリーの方が見に来ていたように感じました。 映画が始まる前に、特別映像として役者達の挨拶の映像が流れます。 ルミカを顔の前に振りかざしキャピキャピはしゃぐ俳優たち。この時点で正直私は引いてしまい、嫌な気持ちで鑑賞が始まりました。。 これから映画の登場人物に出会っていく気持ちになっていたのに、 身内ノリ満開のハイテンションな自己紹介を見せられ、鑑賞側と、身内ノリを繰り広げる役者側との温度差を感じてしまいました。鑑賞前にこういう映像は流さないでほしかった。。 劇中でもその内輪ノリ、身内ノリが「これ面白いでしょ〜〜?」と言わんばかりに繰り広げられ、それが合うタイプの人であれば面白いのかもしれませんが、映画の前の映像の時点で嫌悪感を感じてしまった自分には正直ピクリとも笑えずとても残念でした。 キャストの配役はピッタリだったように思います。松坂桃李さんはどんな役を演っても本当にうまい。 若葉竜也さんは「葛城事件」「愛がなんだ」等で拝見した事のある俳優さんですが、いつも焼くに入り込み完璧に演じられるので、見た事のある役者さんだと気付きませんでした。 仲野太賀さんが演じられたコズミン、こちらもとってもうまかったです。ただ、仲野さんの演技がうますぎるせいか、救いのない脚本のせいかわからないのですが、コズミンというキャラが嫌いすぎて嫌いすぎて、映画館で見ていなかったらテレビを消したいくらい苦手でした。 人間性の悪いコズミンがこの映画のキーとなるキャラだと思うのですが、あまりにも良い所がないせいで、後半でいくらコズミンの感動的なシーンがあろうとも、ざまぁみろというような感情にしかなりませんでした。 もうちょっとコズミンの良さが出るストーリーは入れられなかったのだろうか。。石川梨華さんの卒コンのあたりで、間違いなく不要なストーリーがあるので、それと交換できなかったのだろうか。。 独特な身内ノリに嫌悪感を感じてしまう自分にはちょっと期待はずれの映画でした。
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