彼女は本当にヴィランなのか?
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年5月31日 20時14分
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総合評価:
5.0
ここ数年で様々な作品が作られているヴィランシリーズの中でも、全体にパンクな印象でかなり好みでした。
絶対的な才能はもちろん、強く自立していく女性像として、理想を追い求めていく姿は憧れますね。(手段を選ばないところがヴィランたる所以なのでしょうが…。)
彼女の二面性に敢えて名前をつけることで(エステラとクルエラ)、物語がより深く複雑になっているんだと感じました。
クルエラとして登場したエマ・ストーンの姿は、「101匹わんちゃん」のアニメからそのまま飛び出してきたようなビジュアルで驚きました。
クルエラだけでなくバロネスもそうですが、言動はめちゃくちゃで悪役だと分かっていても、ずば抜けた才能を持った人には、魅了されてしまいます。完全に虜になりました。
自分の出生の秘密を知ったクルエラが、噴水の前で育ての母に語りかけるシーンは圧巻で、胸が締め付けられました。
ヴィラン誕生の物語なのに、最後には“勧善懲悪もの“を観たような不思議な感覚でした。
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