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「「銃社会」から抜け出せないアメリカ」 ボウリング・フォー・コロンバイン ぱぴこさんの映画レビュー

ボウリング・フォー・コロンバイン Bowling for Columbine

「銃社会」から抜け出せないアメリカ

2021年2月14日 10時53分 役立ち度:0人
総合評価: 4.0
マイケル・ムーア監督の作品のなかでも好きなもののひとつです。
コロンバイン高校での銃乱射事件を軸に、アメリカの銃の問題を扱っています。
監督の他の作品同様、皮肉をこめたユーモアを交えたドキュメンタリーです。
アメリカの映画などを観ていると、当たり前のようにでてくる銃。
それは「身を守る自由」とのことですが、この事件のように「殺される可能性」もそこに秘められているんですよね。
アメリカは一時「自由の国」と言われていました。
しかし「自由」を究極的に求めた結果、この映画のキャッチコピーである「こんなアメリカに誰がした」という状態になってしまったのです。
物語はさまざまな角度から描かれます。
銃の被害によって、障がいを持つことになった人との交流が興味深かったです。
日本でいうところのスーパーマーケットで、簡単に手に入ってしまう銃。
そこへの問題提起もしています。
また、銃を規制できないという現実。
既に一般に普及してしまったものをいまさら規制はできないですし、そこには政治的な問題もあります。
面白かったのは「銃による一年間あたりの死亡者数」を紹介していたところ。
日本は一桁台。
しかし、アメリカは一万を超える人が亡くなっているとのことでした。
全米ライフル協会の会長宅へ訪問するところも面白かったですが、そこに銃で亡くなった少女の写真を置いていくのは少し感傷的すぎたかな、とも思います。
アメリカが抱える「銃」の問題について分かりやすく描かれた作品です。
詳細評価
  • 物語
  • 配役
  • 映像
  • 演出
  • 音楽
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