カティンの森
1939年、ポーランドはドイツ軍とソ連軍に侵攻され、すべてのポーランド軍将校はソ連の捕虜となった。アンジェイ大尉(アルトゥール・ジミエウスキー)は、彼の行方を探していた妻アンナ(マヤ・オスタシャースカ)と娘の目前で、東部へ連行されていく。アンナは夫の両親のもとに戻るが、義父はドイツに逮捕され収容所で病死し、残された家族はアンジェイの帰還を待ち続ける。
第二次大戦勃発と同時にナチスドイツの侵攻にさらされて、終戦直後から冷戦時代にかけてはソ連軍の支配下に。列強諸国に翻弄されていく小国の苦悩が冷徹に、時にはワイダ監督の個人的な体験を交えて映し出されていました。 幼い娘を抱えながらも生き別れとなった夫・アンジェイを探し続ける、アンナというひとりのヒロインの目線からも感情移入できるでしょう。身の危険を察知したポーランドの女性の中にはロシア人との入籍を選ぶ人も多い中で、愛する人の帰還を信じてアンナが下した決断には胸を打たれます。 壮絶な虐殺の犠牲になったのは、アンジェイのような軍人ばかりではありません。小説家や大学教授など武器を持たずに自由と平和を訴え続けた人たちが、「学問の敵」というレッテルを貼られて収容所へと送られていく様子には憤りを感じます。歴史の中で過ちを繰り返さないためにも、10000人の遺体が発見される衝撃的なシーンから目をそらす訳にはいきません。
↓↓みんなが読んでいる人気記事↓↓
→【2024年】動画配信サービスおすすめランキングに注意!人気を無料や利用者数、売上で比較!徹底版
→【すぐわかる】動画配信サービスおすすめランキング【忙しいあなたへ】人気を無料や利用者数、売上で比較!簡易版
→映画のレビューを書くと、あなたの好みの映画が見つかります!
✅映画解説 ✅口コミ ✅映画の豆知識・トリビア ✅ネタバレありなし考察 ✅どの配信サービスで見られるか 映画に関するあれこれが、この1サイトでぜーんぶ出来ます。