オチに注意
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年1月24日 11時29分
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総合評価:
4.0
白石監督お得意のモキュメタリー作品です。
ももいろクローバーの女の子たちを、廃墟にある「願い事がなんでも叶う場所」へ連れていく過程が描かれています。
白石監督はアイドルの女の子を起用するのが上手な監督さんだなぁ、というのが個人的感想なのですが、こちらでも同様。
どうしても演技力が拙くなってしまう彼女たちの魅力を十分に引き出しています。
ももクロの女の子たちの願い事は「紅白に出たい」ということ。
そのためにがんばって潜入する姿と、白石ワールドの絡みがいい感じです。
白石監督定番の「霊体ミミズ」もさらっと登場しています。
廃墟で歌って踊る彼女たちの姿がシュールで面白いです。
一生懸命なだけに笑えてしまうというか……。
この作品はあるオチをむかえますが、それが正確なオチではない点に注目。
画面をよく見ていると、それが本当のオチではないことに気が付くかと思います。
いわゆるB級作品。しかし、わちゃわちゃ感が楽しい作品です。