ピカチュウがひたすらかわいいけれど
2020年6月19日 11時46分
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総合評価:
3.0
ゲーム画面やアニメでみるピカチュウは平面的だけれど、頭の中ではふかふかで触ると温かい…というイメージがあります。そのイメージをしっかり体現したビジュアルで、動きもリアリティがありました。
その一方で、しゃべらせると中身はコーヒー中毒のオヤジ、というギャップも楽しかったです。
コダックやミューツーなど、他のポケモンも、現実の中にいるとこんな感じなんだ、ということを実感させる良い出来栄えだったと言えるでしょう。その点では感動的で、ポケモンファンなら、一度は見ておいて損はないと思います。
物語の舞台であるライムシティも日本とアメリカが混在している感じが面白く、にやりとする仕掛けがいくつかあります。物語としても、主人公ティムが父の死の謎を解く、という筋立てや、その背景にある陰謀など、普通に面白いと思います。
ただ、最後にしゃべるピカチュウの謎がはっきりすると、え、そうだったの?これをかわいいと思っていたなんて…とちょっとがっくりくるかもしれません。