壮大な完結編だがメルヘンとの融合は疑問
2021年2月26日 10時08分
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総合評価:
4.0
2005年から綴られてきた冴島鋼牙シリーズの最後の作品で、非常にアクションシーンなどが迫力ありました。様々な変身などで敵を倒していく特撮の中でも、必要なアイテムなどを奪われて旅を続けていく内容は斬新と言えるでしょう。またアイテムを取り戻していきながら、より主人公が成長していく姿を見ることができる点も、特撮映画としては珍しい内容になっています。VFXをふんだんに活用したアクションシーンでは、これまで以上に迫力ある内容に仕上がっていました。最後のシーンではTVシリーズの最終話でヒロイン目線で描かれていた部分の全容が見えて、より感動的に終わっています。そして冴島鋼牙シリーズの作品は、これで終わりであると感じさせる内容になっています。
最後の作品ということもあり、より過去出演したキャラクターがところどころで登場するものと思っていましたが、あまり登場しませんでした。またこれまでの内容と異なり、メルヘン要素が多々見受けられたのも疑問に思う点ではありました。