ケネディ暗殺事件の裏側
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年7月20日 20時42分
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総合評価:
4.0
ケネディ大統領暗殺事件をさまざまな人の視点から描いた作品です。
タイトルはケネディ氏が運ばれた病院からとっています。
しかし、それだけではないのが不思議な因縁。
物語の後半で犯人として逮捕されたオズワルドも銃撃にあい、同じ病院に運ばれることになるのです。
暗殺事件というできごとは、国家を揺るがしかねない非常事態。
FBIやシークレットサービスの混乱も濃く描かれています。
個人的に興味をいだいたのは、偶然その瞬間をカメラに収めた人物。
そのフィルムをめぐるドラマは痛々しいものがありました。
前半はかなり混乱しており、場面展開もはやいため、物語の把握に戸惑う人もいるかもしれません。
後半からは登場人物の内面が描かれています。
銃撃されたオズワルドのその後と、ケネディの葬儀が織り交ぜて描かれているシーンでは、その対比にどこか悲しいものを感じました。
物語の最後で、この事件に関わった人物のその後も語られるので要チェックです。