繕い裁つ人
市江(中谷美紀)は祖母が始めた洋裁店を継ぎ、町の仕立て屋の2代目店主として日々年季の入ったミシンの前に座っている。彼女が職人技を駆使して丁寧に仕立てる洋服は、依頼人たちを喜ばせていた。職人気質の市江はブランド化の依頼にも目もくれず、その服に袖を通すたった一人のためだけのオーダーメイド服を縫うだけで幸せだったが……。
異国情緒たっぷりとした神戸の繁華街を抜けて、坂の上の住宅街の先にひっそりと佇んでいる南洋裁店がノスタルジックです。大手百貨店でブランド化して販売促進すべくはるばる訪ねてきた好青年・藤井の前に、店主の南市江が寝起きのノーメイクにパジャマ姿で現れる出会いのシーンは鮮烈ですね。服に関する知識と技術はピカ一ながらも、奥手でコミュニケーション能力は低そうな市江の人柄に好感が持てました。 この街の人たちのために1針1針心を込めて手縫いしたいという市江、彼女のオーダーメイド品を大量生産してもっと世の中に広めたいという藤井。価値観が異なるふたりが時には衝突しつつも、少しずつ歩み寄っていく様子に心が温まります。 足しげくお店に通っていた藤井がパタリと姿を見せなくなる後半の展開と、市江が街中で思わぬ光景を目撃するシーンが切ないです。一生着たくなる1着を完成させることができたのか、手先は器用でも恋愛に関しては不器用な市江の想いは実ったのか見届けてあげてください。
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