ジェームス・ブラウン 最高の魂を持つ男
親に捨てられ、劣悪な環境で育ったジェームス・ブラウン(チャドウィック・ボーズマン)。その後、窃盗の罪により刑務所に入れられてしまうも、無二の親友と出会い、出所後は音楽の世界へ進出。少しずつヒット曲も生み出し、ブラウンの名は次第に世間に広まっていく。一方で、妻や自分を捨てた母親との関係、親友のボビー・バード(ネルサン・エリス)との意見の食い違い、ミュージシャンらとの諸問題など、ブラウンには頭を悩ます事案が常につきまとい……。
雑踏の中に埋もれて靴磨きをしているのは、のちにジェームス・ブラウンとして大成することになるリトル・ジュニア。住んでいるのは森の中の掘っ立て小屋、父親は徴兵されて母親は家出と若干6歳にして過酷すぎます。一方では近所の教会から聞こえてくる微かな歌声に、ドン底を這いず回る少年を救いだす福音のような響きがありました。 ベトナム戦争やキング牧師暗殺といった激動の1960年、薬物依存性から女性問題までとスキャンダル。アメリカ社会と自分自身が抱える闇が背景に浮かび上がっているために、単純なサクセスストーリーでは終わりません。その類いまれな才能だけでなく、人間的な弱さにも感情移入できるでしょう。 JB役は戯曲の執筆やシナリオライターとしても活躍していた、チャドウィック・ボーズマン。生き写しのような表情やヘアスタイルはもちろん、ステージ上で披露する華麗なステップは必見です。この映画が完成した6年後、わずか43歳の若さでこの世を去ってしまったことが惜しまれますね。
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