シリーズラストを飾る大団円
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年1月9日 14時44分
役立ち度:0人
総合評価:
4.0
「最終章」とあるように、これまでのシリーズ及び劇場版のラストを飾る作品です。
劇場版ラストで異界に飲み込まれた工藤とAD市川。
彼らを助けるためにカメラマン田代が奮闘します。
インターネット生中継という形式をとっており、その性質状カメラ長回し風に描かれているところが面白いです。
ここで出てくる江野という人物。
彼は白石監督の「オカルト」という作品の登場人物です。
「別の時間軸」という設定になっていますので田代のことを「白石君」と呼びます。
この辺りは「オカルト」を観ておくと分かりますが、観てなくてもストーリーの把握には問題ないです。
田代を手助けし、かなり酷な試練を彼に与える江野。
後半からの工藤とAD市川が戻ってきたのはいいけれど、中身が入れ替わってしまった辺りは笑ってしまいます。
そして「コワすぎ」シリーズの聖地ともいえる歩道橋。
物語はそこで終わりを告げます。
低予算シリーズですので、言ってみればちゃちな映像ではありますが、これがいいんですよね。
そして物語は次のシリーズ「超コワすぎ」へとシフトします。
シリーズファンなら観ておきたい作品です。