「こんな人いるの！？すごいけど虚しい。」 美術館を手玉にとった男 Smallpoolさんの映画レビュー

とっても絵を描くのが得意で有名絵画の贋作ばかりを作っている男性。そしてそれを騙して、美術館に寄付をするという行為を何年間もし続けていた男性。そんな人いるの！？という感じだが、彼はそれをずっとやり続けていたのです。。。

まず、彼の性格はとっても繊細で、その繊細さが絵の細かい作業含め緻密な作業にも現れていると思います。でも人間としてはめっちゃ変わっている人。両親を亡くしてしまってからきっと傷が癒えていないのだろう、部屋は両親のもので溢れかえっており、片付けるそぶりも見せない。

絵を描くことに対してはとても繊細ですが、他の生活面は結構適当というか無頓着。相当両親がお金持ちだったのかなあ？という感じもしますが、やはりこんな人が世界にいるのか、、、という衝撃が大きかったです。騙されてしまう美術館も美術館側ですが、騙されてもおかしくないくらいの完成度、是非一度自分の目で見てみたいと思いますが、見ることができても気がつかずに見過ごしてそうですね。。。