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「繊細な少女たちの物語」 17歳のカルテ ぱぴこさんの映画レビュー

17歳のカルテ Girl, Interrupted

繊細な少女たちの物語

このレビューにはネタバレが含まれています

2021年7月20日 19時53分 役立ち度:0人
総合評価: 4.0
境界例パーソナリティ障害と診断され、精神病院に入院することになった少女・スザンナの物語です。
彼女は非常に繊細。
同じ病棟にいる同世代の少女たちもどこか危うさを秘めていて、物語にいい雰囲気を与えています。
インパクトが強いのは病棟のリーダー的な立ち位置のリサでしょうか。
激しい性格の彼女ですが、その激しさの裏に脆さもあります。
本作はスザンナが成長した後に書いたエッセイが原作とのこと。
彼女が「普通の社会」で「普通の人生」を送ることができたのは、この病院での体験がきっかけ。
若い年齢の1年間をそこで暮らしたスザンナですが、それは決して無駄な時間ではなかったのではないかと思います。
少女たちの演技も大変いいのですが、やはり個人的に好きなウーピー・ゴールドバーグさんが演じるヴァレリーも印象的でした。
病棟の責任者で、非常に厳しい存在ですが、慈愛の深い人物です。
この優しさを醸し出せるのは流石ウーピーさんですね。
物語の舞台は1960年代。当時の音楽なども登場するのもよかったです。
詳細評価
  • 物語
  • 配役
  • 映像
  • 演出
  • 音楽
イメージワード
  • ・切ない
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