タロウのバカ
生まれてから一度も学校に行ったことがなく戸籍もない少年タロウ(YOSHI)は、高校生エージ(菅田将暉)、スギオ(仲野太賀)と出会う。それぞれに悩みがあるエージとスギオは、タロウと一緒にいるときはなぜか心が安らいだ。ある日、偶然一丁の拳銃を手に入れた三人は、目を背けていた現実と向き合うことになる。
作品の出来不出来にメチャクチャムラッ気のある大森立嗣監督ですが、本作は完全にダメな方! 個人的には『ぼっちゃん』よりはマシでしたが、とにかく見切るのがしんどかった! 一応ストーリーらしきものはあるにはあるのですが、シーンとシーンの繋がりがほとんど見られず、ブツ切れの動画をツギハギしたようなパッチワークみたいな作品でした。 内容も胸が悪くなるような犯罪シーンばかりで、主要キャストの狂ったみたいな馬鹿笑いだけが耳にこびりつきます。 役者はイイの使ってるんだけどなあ。俳優デビュー戦だというYOSHIもインパクトあったし、菅田将暉も仲野大賀もそれぞれに見せ場はあった。でも何よりギャーギャー喚いてるシーンばかりが悪目立ちして印象に残ってしまっているのが惜しい。 メッセージ性はあるようで、ナイ。終いにはアングラ演劇みたいな抽象的な前衛芸術シーンまで飛び出して、ああ、もうダメだ。。。 折れそうになりながら踏ん張って完走したけどマジで辛かった。 あと國村隼の無駄遣いは勿体なさ過ぎ!
母親から育児放棄されていて、学校に行ったことのない中学生くらいのタロウと、高校の柔道部で怪我をして柔道を続けられなくなったエージと同級生のスギオの話です。 障碍者や高齢者を食い物にしている半グレを襲撃してお金を奪おうとしたりしていくうちに、偶然、拳銃を手に入れることになります。 以前の不良少年を扱った映画では、グループで団結したり、素手で決闘したりしましたが、本作では最初からそのようなこだわりも何もなく、単に奇声を上げ、凶器を使い半グレを襲撃してお金を奪おうとします。 社会の経済的な衰退とともに、少年たちもどんどん人間であることが難しくなってきている様子が描かれていますが、会話などではなく、あくまで行動で描かれています。 大森監督の「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」をもっと年齢を低く設定して作った感じの映画でした。 行き詰った現代社会の、先の見えない状況というのは、居場所のない子供に一番影響を与えているのでしょう。
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