やっぱりトムハンクスの人間味
このレビューにはネタバレが含まれています
2020年9月8日 15時36分
役立ち度:0人
総合評価:
3.0
トムハンクスのファンであるなら、尚更見たことのある作品。
グリーンマイルはトムハンクスが看守役で演じている。
一応主役であるが、この作品中に登場してくる死刑囚が主にキーマンとなる。
死刑囚という立場になり裁かれてしまうが、彼には人間の役に立つ能力があることが判明してしまう。でも結局は死刑は執行されてしまう。アメリカ合衆国は他民族国家でもある一方で、人種差別という問題も水面下に及んでいるように描かれている。
トムハンクスについて言えば、今回はこの件において看守役であるものの、長生きしてもあとに残される者としての後悔であったり、苦悩までを引き受けている役がトムハンクスである。そういう意味では、やっぱりトムハンクスが主人公であり、これまでの主演作品のように、人間味ある演技をしている。晩年になってから後悔するということは実に残念なことであると、わかるヒューマン作品でもある。